ぼくたちの部屋

LibreOffice Writerの研究

素晴らしいLibreOffice

LibreOffice自体が素晴らしいオフィスソフトであるというのはもちろんですが、その中でもLibreOffice Writerは非常に素晴らしい文書作成ソフトだと感じます。

この記事では、まずはLibreOfficeの素晴らしさについて記載していきます。



どこが素晴らしいのか

そもそも、LibreOfficeのどこが素晴らしいというのでしょうか。
以下項目にまとめます。

LibreOfficeは無料で高機能なオフィスソフトウェアです。
誰でも自由に取り扱いが可能であり、これは公共性の観点から素晴らしいことだと思います。

素晴らしいインターフェイス

まず、インターフェイスが素晴らしいです。
それぞれ共通のインターフェイスを持っており、どれか1つソフトの操作を覚えれば、他のLibreOfficeソフトウェアの操作も大体可能となります。

例えば、右側に表示されるサイドバーはどのソフトにも共通しています。

Writerのインターフェイス
Calcのインターフェイス
Impressのインターフェイス

いずれもサイドバーのプロパティを表示していますが、基本的にできる操作は同じです。
このサイドバーを使いこなせば生産性が大きく向上します。

素晴らしいカスタマイズ

さて、私がLibreOfficeをおすすめして敬遠する人々が必ず口走るのが、「ワードやエクセルとは見た目が違うから使いにくい」という決め台詞を発します。
しかし、多くの人々は操作性ももちろんそうですが、ネームバリューによる部分が大きいことでしょう。

ワードもエクセルも、10年前とはインターフェイスが見て分かるほど変化していますが、それに対して文句を言わずに使用します。(もちろん全員ではないけれど)
しかし、これがLibreOfficeであると知った瞬間、どんなに些細な違いでも敏感になってしまいます。

もし、そのネームバリューの課題を乗り越えられるのであればもう安心です!
LibreOfficeのカスタマイズ性は恐ろしく高いです。

メニューバー, ツールバー, アイコンの名前やデザインなど、何でもカスタマイズできます。
後にそれについても投稿しようかと思いますが、非常にユーザーフレンドリーでフレキシブルなソフトウェアです。

以下の画像は、ツールバーのアイコンテーマを変更しています。

アイコンテーマBreeze
アイコンテーマElementary
アイコンテーマSukapura

素晴らしい不便益

不便益という言葉をご存知でしょうか?
詳細は "不便益システム研究所" と検索すればヒットしますので、興味があれば調べてみてください。

簡潔に言うと、不便だからこそ益があるという考え方です。
例えば車にはマニュアル車とオートマチック車がありますが、便利で楽なのはオートマチック車で、運転することを楽しむならマニュアル車が良いというようなニュアンスだと思います。違っていたらすみません。

これを、LibreOfficeに当てはめて考えると様々な部分がマニュアル操作であることがわかってきます。

ひとつ例を挙げるとすると、LibreOfficeにはAI機能が搭載されておらず、文書はすべて一から自分で作成する必要があることでしょうか。
AIは使いこなせば確かに便利ですが、作者の個性を犠牲にすることがあります。
文章の癖や構成の特徴など、様々な部分に個性が出ますが、AIにやらせると大体似たような構成で仕上がります。

何より、自分で考えて物事の本質を理解する力が乏しくなります。
なんとなくキレイな資料が完成したけど、じゃあどうしてこのような構成なのか、どうしてその結果に行き着いたのか、きっと答えられないでしょう。
もちろん中には答えられる人もいると思います。その人は資料作成の意図を理解した上でAIを活用しているのだと思います。

何が言いたいのかと言うと、LibreOfficeは高機能ではありますが、余計なお節介をせず、程よい距離感を保ってくれるソフトウェアであるということです。

素晴らしい価格

"素晴らしい価格" というのはちょっと語弊がありますが、LibreOfficeは誰でも自由に無料で利用することができます。
これは大変意義深いことです。

なぜ無料なのかといえば、一言で言うとオープンソースソフトウェアだからです。
ソースコードが公開されており、誰でもプロジェクトに参加することができます。

この無料で利用できるというのは大変重要なポイントです。
文書ファイルの閲覧編集を行うために料金は発生せず、公共性、公平性が担保されています。 つまり、自分の作ったファイルを相手に共有する際に、ソフトウェアの購入を強要せずに済むということです。

この点に関するメリットは、少々マニアックで理解されにくい部分ではあると思います。
冷静に考えれば、無料で商用ソフトと同じようなことができるのに、わざわざ高い利用料を支払って商用ソフトを使用している現状が異常だと感じてくるかもしれません。・・・多分。

素晴らしいファイルフォーマット

そして、なによりOpenDocument Format(オープンドキュメントフォーマット: ODF)がLibreOfficeの標準形式であるということが素晴らしいです。
このODFは、国際標準化機構 (ISO) で認められている国際標準規格です。
つまり、公共性の高いファイルフォーマットであるということです。
そのため、LibreOfficeを使用してODFファイルとして利用することが公共性の高い文書を作成し、運用することに繋がるのです。


このように、LibreOfficeには様々な素晴らしさが詰め込まれています。
そのLibreOfficeの文書作成ソフトがLibreOffice Writerというわけです。
素晴らしくないはずがありません。

なので、まずはじめにLibreOfficeの素晴らしさについて書いてみました。
長い文章になりましたが、以上です。