ぼくたちの部屋

LibreOffice Writerの研究

LibreOffice Writerのショートカット一覧

LibreOffice Writerで使用できるデフォルトのショートカットキーのチートシートを書いてみます。

思いついたら逐一更新します。

ちなみに、LibreOfficeはショートカットキーのカスタマイズも非常に柔軟に行えるので、使いにくいショートカットは自分用にアレンジして使用することをおすすめします。

Libre Office Writerショートカットキー

コマンド 内容
Ctrl + O 表計算ドキュメントを開く。
Ctrl + N 表計算ドキュメントを新規作成する。
Ctrl + S 表計算ドキュメントを保存します。
Ctrl + W 表計算ドキュメントを閉じます。
Ctrl + X 選択したコンテンツをクリップボードに切り取ります。
Ctrl + C 選択したコンテンツをクリップボードにコピーします。
Ctrl + V クリップボードの内容を貼り付ける。
Ctrl + A すべてのドキュメント コンテンツを選択します。
Ctrl + B 選択した文字に太字の書式を適用します。
Ctrl + I 選択した文字に対して、italic 書式を適用します。
Ctrl + U 選択した文字に下線の書式を適用します。
Ctrl + 左角かっこ [ 選択した文字の サイズを 1 ポイント小さくする。
Ctrl + 右角かっこ  ] 選択した文字の サイズを 1 ポイント大きくする。
Ctrl キー + E テキストを中央に表示します。
Ctrl + L テキストを左揃えします。
Ctrl キー + R テキストを右に揃える。
Esc キー コマンドを取り消します。
Ctrl + Z 前の操作を元に戻します。
Ctrl + Y 可能であれば、前のアクションをやり直します。
Ctrl + Shift + S 名前をつけて保存
Ctrl + Q Libre OfficeCalcを終了する。
Ctrl + 0 本文 (スタイル適用)
Ctrl + 1 見出し1 (スタイル適用)
Ctrl + 2 見出し2 (スタイル適用)
Ctrl + 3 見出し3 (スタイル適用)
Ctrl + 4 見出し4 (スタイル適用)
Ctrl + 5 見出し5 (スタイル適用)
Alt + 英字 メニューバーの操作

例: "ファイル(F)" の場合はAlt + F

Page Up 前ページ
Page Down 次ページ
Home 行頭へ移動
End 行末へ移動
Shift + F3 英字の大小文字切り替え
Shift + F8 複数選択のOn-Off
Shift + F12 箇条書き
F3 定型文の実行
F8 文字列選択の切り替え
F12 番号付けリスト
Shift + Ctrl + BackSpace 行頭まで削除

スタイルを活用 (基本) | LibreOffice Writer

全てはスタイル。
使い方次第でとても効率的に文書作成が可能です。

このコンテンツでは、LibreOffice Writerのスタイルの基本について紹介します。

使用するLibreOffice
ver 24.8.0.3



スタイルとは

スタイルとは、書式設定を一括で適用する便利な機能です。
例えば、文書に見出しを付けたいときに、書式設定で太字にして文字の大きさを変更するとします。

確かに見た目は見出しに見えますが、ファイル上はこれは見出しではありません。

スタイルを使わない見出し

上の画像を見ると、一見見出しが設定されているように見えますが、実際は①の部分が「標準段落スタイル」となっています。
これは②の右のサイドバーにあるナビゲーター (Alt + 4) を見ても、見出しとして認識されていません。


スタイルを使用

上の画像は見出しにスタイルを適用した例です。
左上の赤枠は「見出し1」となっており、ナビゲーターには見出しとして設定した項目が表示されるようになりました。

見出しが設定されると、様々な機能を活用することができるようになります。

例えば

  • 見出しの書式を統一できる
  • 先に紹介したナビゲーターに見出しとして認識され、一覧表示される
  • 目次機能が利用できる

など、便利な機能を活用することができます。

スタイルの使い方

スタイルを適用するのはとても簡単です。
以下の3箇所からアクセスできます。

  • 画面左上のスタイル設定のドロップダウン
  • メニューバーの「スタイル(Y)」
  • サイドバーのスタイル (Alt + 2)

スタイル設定へのアクセス


ちなみに、メニューバーはAltキーとメニューの名前の右に書いてあるアルファベットを組み合わせたショートカットキーで呼び出すことができます。

スタイルメニューの場合は 「スタイル(Y)」と書いてあるので
Alt + Yを押すとメニューが表示されます。

スタイルを編集する

標準で設定されているスタイルではなくて、自分でスタイルを編集したい場合はサイドバーのスタイル (Alt + 2)から、編集したいスタイルを右クリックすると書式設定メニューが開きますので、ここから編集します。

以下画像の赤枠の部分が該当操作となります。

スタイルの編集方法

ちなみに青枠の部分では、文字のスタイル以外にも

  • 段落スタイル
  • 文字スタイル
  • 枠スタイル
  • ページスタイル
  • リストスタイル
  • 表スタイル

と様々なスタイルがありますので、ぜひ確認してみてください。

スタイルのハイライト

スタイルの便利機能として、画面右下の赤枠の「ハイライト」にチェックを入れると、青枠で囲まれているようにどの段落になんのスタイルが適用されているかがわかりやすく表示されます。

スタイルのハイライト

一旦これがスタイルの基本となります。
改めて詳細なスタイルの活用などについて記事を書けたらと思います。

素晴らしいLibreOffice

LibreOffice自体が素晴らしいオフィスソフトであるというのはもちろんですが、その中でもLibreOffice Writerは非常に素晴らしい文書作成ソフトだと感じます。

この記事では、まずはLibreOfficeの素晴らしさについて記載していきます。



どこが素晴らしいのか

そもそも、LibreOfficeのどこが素晴らしいというのでしょうか。
以下項目にまとめます。

LibreOfficeは無料で高機能なオフィスソフトウェアです。
誰でも自由に取り扱いが可能であり、これは公共性の観点から素晴らしいことだと思います。

素晴らしいインターフェイス

まず、インターフェイスが素晴らしいです。
それぞれ共通のインターフェイスを持っており、どれか1つソフトの操作を覚えれば、他のLibreOfficeソフトウェアの操作も大体可能となります。

例えば、右側に表示されるサイドバーはどのソフトにも共通しています。

Writerのインターフェイス
Calcのインターフェイス
Impressのインターフェイス

いずれもサイドバーのプロパティを表示していますが、基本的にできる操作は同じです。
このサイドバーを使いこなせば生産性が大きく向上します。

素晴らしいカスタマイズ

さて、私がLibreOfficeをおすすめして敬遠する人々が必ず口走るのが、「ワードやエクセルとは見た目が違うから使いにくい」という決め台詞を発します。
しかし、多くの人々は操作性ももちろんそうですが、ネームバリューによる部分が大きいことでしょう。

ワードもエクセルも、10年前とはインターフェイスが見て分かるほど変化していますが、それに対して文句を言わずに使用します。(もちろん全員ではないけれど)
しかし、これがLibreOfficeであると知った瞬間、どんなに些細な違いでも敏感になってしまいます。

もし、そのネームバリューの課題を乗り越えられるのであればもう安心です!
LibreOfficeのカスタマイズ性は恐ろしく高いです。

メニューバー, ツールバー, アイコンの名前やデザインなど、何でもカスタマイズできます。
後にそれについても投稿しようかと思いますが、非常にユーザーフレンドリーでフレキシブルなソフトウェアです。

以下の画像は、ツールバーのアイコンテーマを変更しています。

アイコンテーマBreeze
アイコンテーマElementary
アイコンテーマSukapura

素晴らしい不便益

不便益という言葉をご存知でしょうか?
詳細は "不便益システム研究所" と検索すればヒットしますので、興味があれば調べてみてください。

簡潔に言うと、不便だからこそ益があるという考え方です。
例えば車にはマニュアル車とオートマチック車がありますが、便利で楽なのはオートマチック車で、運転することを楽しむならマニュアル車が良いというようなニュアンスだと思います。違っていたらすみません。

これを、LibreOfficeに当てはめて考えると様々な部分がマニュアル操作であることがわかってきます。

ひとつ例を挙げるとすると、LibreOfficeにはAI機能が搭載されておらず、文書はすべて一から自分で作成する必要があることでしょうか。
AIは使いこなせば確かに便利ですが、作者の個性を犠牲にすることがあります。
文章の癖や構成の特徴など、様々な部分に個性が出ますが、AIにやらせると大体似たような構成で仕上がります。

何より、自分で考えて物事の本質を理解する力が乏しくなります。
なんとなくキレイな資料が完成したけど、じゃあどうしてこのような構成なのか、どうしてその結果に行き着いたのか、きっと答えられないでしょう。
もちろん中には答えられる人もいると思います。その人は資料作成の意図を理解した上でAIを活用しているのだと思います。

何が言いたいのかと言うと、LibreOfficeは高機能ではありますが、余計なお節介をせず、程よい距離感を保ってくれるソフトウェアであるということです。

素晴らしい価格

"素晴らしい価格" というのはちょっと語弊がありますが、LibreOfficeは誰でも自由に無料で利用することができます。
これは大変意義深いことです。

なぜ無料なのかといえば、一言で言うとオープンソースソフトウェアだからです。
ソースコードが公開されており、誰でもプロジェクトに参加することができます。

この無料で利用できるというのは大変重要なポイントです。
文書ファイルの閲覧編集を行うために料金は発生せず、公共性、公平性が担保されています。 つまり、自分の作ったファイルを相手に共有する際に、ソフトウェアの購入を強要せずに済むということです。

この点に関するメリットは、少々マニアックで理解されにくい部分ではあると思います。
冷静に考えれば、無料で商用ソフトと同じようなことができるのに、わざわざ高い利用料を支払って商用ソフトを使用している現状が異常だと感じてくるかもしれません。・・・多分。

素晴らしいファイルフォーマット

そして、なによりOpenDocument Format(オープンドキュメントフォーマット: ODF)がLibreOfficeの標準形式であるということが素晴らしいです。
このODFは、国際標準化機構 (ISO) で認められている国際標準規格です。
つまり、公共性の高いファイルフォーマットであるということです。
そのため、LibreOfficeを使用してODFファイルとして利用することが公共性の高い文書を作成し、運用することに繋がるのです。


このように、LibreOfficeには様々な素晴らしさが詰め込まれています。
そのLibreOfficeの文書作成ソフトがLibreOffice Writerというわけです。
素晴らしくないはずがありません。

なので、まずはじめにLibreOfficeの素晴らしさについて書いてみました。
長い文章になりましたが、以上です。